近年、国家的要人の襲撃のみならず、企業経営者や社会的知名度が高い方などの襲撃は日本国内でも数々発生しており、民間セキュリティプロバイダーによる警護サービスのニーズはますます高まっています。
当社ではそれらのニーズのほか、名古屋・東海地方における国際的スポーツ行事開催やラグジュアリーホテルの開業、海外企業の進出等を踏まえ、警護サービスの強化充実を図るべく、AICPO国際ボディーガード協会認定の国際ボディーガード訓練をこのたび名古屋でクローズド開催しました。

イギリスに本部を置くAICPO(Association of International Close Protection Officers)国際ボディーガード協会では、イギリス政府のセキュリティ業務に関わる専門家たちとともに高度な身辺警護・要人警護の教育訓練プログラムを作り、これを修了した人たちに対して、INTCPO (International Close Protection Officer/Operative・和名:国際身辺警護士) という国際認定資格を発行しています。
今回はAICPO日本支部の協力を得て、名古屋で初めて同訓練を開催しました。
国際警護概論、プロテクティブエスコート、プロテクティブドライビング、IED(即席爆発物)やESD(電子監視機器)の検索、PRT(警護格闘術)、シナリオ訓練などを含む計12日間の厳しい訓練と試験を経て、新たに5名の社員がINTCPO認定を取得。既に同認定を取得している社員とともに今後、警護サービスに従事します。

警護員が護るのは、警護対象者のLife(生命)だけではありません。社会的に重要な立場や使命を担った皆様のLifestyle(生活)を護り、利便性と安全性(Security)とのバランスを最適に保つことで、真の安全と安心が得られます。
安全性だけを追求した警護手法ではそれは実現できませんし、武術の有段者や体を鍛えた者をただ配置しただけでは、銃器や爆発物、ドローンなどを使うとともに、盗聴器や発信機などの電子機器等も用いての情報戦を繰り広げる近代の襲撃手法には対応できません。
世界各地で得られたノウハウと最新のセキュリティ情勢等を加味した訓練を受けたINTCPO認定者が日本国内に増えることは、日本の警備業の資質の向上にも繋がります。

また、当社はINTCPO認定者が多数在籍しているほか、海外の救急対応教育プログラムのインストラクターなどが在籍しているのも大きな特徴です。
今回の国際ボディーガード訓練開催にあたっては、訓練参加者は事前にアメリカ心臓協会AHA(American Heart Association)のBLSプロバイダーコースなどを社内で履修し、警護対象者の医療的緊急事態に対応できるスキルを錬成しました。
TONETグループは今後も人材の育成やプロダクトの開発などに努め、『社会安全創造企業』として皆様の安全へのニーズに対応できるよう尽力して参ります。
▼ 身辺警護・要人警護・ボディーガード関連サービスについては、こちらをご覧ください
https://www.t-keibi.co.jp/security/bodyguard/